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1 土地賃貸借契約の終了

(2)法定解除

(ト)用法違反
  • 土地の賃借人が、賃貸借契約で定めた目的以外の目的で土地を利用している場合、賃貸人は土地賃貸借契約を解除することができますか

  • 賃借人の用法違反
    賃借人は賃貸借契約で定められた用法にしたがって借地を使用収益すべき義務があります(民法616条、同法594条1項)。
    したがって、賃借人に用法違反があれば、これを理由に賃貸人は賃貸借契約を解除することができます。
    用法違反の具体例
    賃借人の用法違反により、賃貸借契約の解除が認められた具体例として、下記(1)から(4)があります。
    (1) 非堅固建物所有目的の土地賃貸借契約において、賃借人が軽量鉄骨造プレハブ建築の建物を建築する特約に反して堅固建物を建築した場合(東京地判平元.12.27判時1361号64頁)
    (2) 非堅固建物所有を目的とする土地賃貸借において木造建物の基礎をなす鉄筋コンクリート製地下室を築造した場合(東京高判昭51.3.30判時813号38頁)
    (3) 用法がバラック等の仮建築物を所有する目的であるにもかかわらず、本建築した場合
    (4) 土地賃借人が借地に隣接する賃貸人所有地に越境建築した場合(最判昭38.9.27民集17巻8号1069頁)