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1 土地賃貸借契約の終了

(2)法定解除

(リ)信頼関係破壊
  • 賃貸借契約において、賃借人に直接の契約違反はないものの、賃借人との関係から賃貸借契約を継続することが困難な場合、賃貸借契約を解除することはできないでしょうか

  • 信頼関係破壊
    借地人の賃借物に関する直接の契約違反はないが、賃貸人に対する円満な関係に破綻が生じた場合にも契約の解除が認められるケースがあります。
    信頼関係破壊の具体例
    賃貸人と賃借人の信頼関係が破壊されたことを理由として、賃貸借契約の解除が認められた具体例として、下記(1)から(4)があります。
    (1) 借地人が賃貸人に対し侮辱的言動をした場合(東京地判昭37.4.26判時312号31頁)
    (2) 借地人が土地賃貸借契約書を偽造した場合(東京地判昭47.3.23判時675号62頁)
    (3) 借地人が賃貸人の所有地を先代から買い受けたとして取得登記をなし所有権取得を仮装した場合(福岡地小倉支判昭50.7.30判タ332号328頁)
    (4) 賃料増額請求に対し借地人として信義に従い誠実に対処しなかった場合(東京地判昭52.10.31判時893号55頁)