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1 土地賃貸借契約の終了

(5)その他の問題

(ロ)借地権の譲渡を賃貸人が承諾しない場合
  • 私は、土地を賃借し、建物を所有しているのですが、今度建物を売却しようと考えています。しかしながら、土地の賃貸人が賃借権の譲渡に承諾してくれません。何か良い方法はありませんか

  • 借地上の建物を譲渡する場合には、法律的には、建物の所有権を譲渡することになるとともに借地権も譲渡することになります。
    そして、借地権の譲渡には、賃貸人の同意が必要となります。
    従って、土地の賃貸人が借地権の譲渡に同意しない場合には、建物を売却できないように思えます。
    しかし、借地借家法は、土地の賃貸人がそのような同意をしてくれない場合には、裁判所が賃貸人に代わって許可を出すことができると規定しています。
    もっとも、裁判所はそのような許可を常に出すわけではなく、賃借権の譲渡がなされても土地の賃貸人に不利となるおそれがないにもかかわらず、賃貸人が賃借権の譲渡を承諾しない場合に限り、許可を出すことになります。
    裁判所がこの許可を出すか否かについては、具体的には賃借権の残存期間、借地に関する従前の経過、賃借権の譲渡を必要とする事情その他一切の事情が考慮されます。
    なお、裁判所はこの許可を出すにあたり借地権者に対して、一定の金銭を土地の賃貸人に支払うように命じることができます。
    従って、あなたは、裁判所に対して、賃貸人の承諾に代わる許可を出すよう求めることができます。