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2 建物賃貸借契約の終了

(3)法定解除

(ホ)無断増改築
  • 建物の賃借人による無断増改築を理由として、賃貸借契約の解除が認められた事例には、どのようなものがありますか
  • 建物の賃借人による無断増改築を理由として、賃貸借契約の解除が認められた事例には、以下のようなものがあります。
    住宅として賃借した建物をネームプレート製作の仕事場とするために、賃貸人の制止を聞き入れず、タル木を切断して居間を土間とし、この工事と設置した機械の振動により、建物が次第に破損していくことが予想された事例 (東京高判昭28.6.2東高民報4巻2号45頁)
    賃借人が6坪5合の付属建物を取り壊し、賃貸人の制止を無視し、さらに区役所の工事中止処分、建築禁止の仮処分の執行をもあえて犯して、取り壊したのと同一部分に新しく同様の付属建物の建築をなした事例 (東京地判昭30.9.30判時65号12頁)
    賃貸人の制止にもかかわらず、時計貴金属の小売業を営む賃借人が、無断で約3尺4方の空き地に陳列窓の改造・拡張工事をなしたため、隣に居住し煙草の小売業を営む賃貸人の陳列窓の見通しが悪くなり、営業に著しい影響を与えた事例 (東京地判昭32.5.10判時119巻15号)