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2 建物賃貸借契約の終了

(4)期間満了

  • 建物賃貸借契約で定めた期間が満了した場合には、当然に、賃貸借契約は終了するのですか
  • 借地借家法の適用のない賃貸借契約においては、期間が満了した場合には、賃貸借契約は終了し、賃借人は、目的物を賃貸人に返還する義務を負います(民法第616条、597条1項)。
    しかし、建物の賃貸借契約であり、借地借家法の適用を受ける場合には、期間満了により必ずしも賃貸借契約が終了するわけではありません。
    すなわち、当事者が期間満了の1年前から6か月前までの間に相手方に対して更新しない旨の通知又は条件を変更しなければ更新しない旨の通知をしなかったときは、従前の契約と同一の条件(ただし、賃貸借期間は定めがないものとされます)で更新したものとみなされます(借地借家法第26条第1項)。
    また、上記のような通知をした場合であっても、建物の賃貸借期間が満了した後、建物の賃借人が使用を継続する場合において、建物の賃貸人が遅滞なく異議を述べなかったときも更新したものとみなされます(同条2項)。
    なお、賃貸人による上記の通知又は異議は、正当事由が備わっている場合でなければ効力を有しません。賃貸人が正当事由の備わっていない異議を述べたとしても、上記のような契約の更新があったものとみなされます(正当事由については、「Q 建物賃貸借終了についての「正当の事由」とは、一般的にどのような事情を考慮して判断されますか」を参照して下さい)。