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2 建物賃貸借契約の終了

(6)その他の問題 

  • 私はアパートを経営しているのですが、数ヶ月間家賃の滞った賃借人が夜逃げをして行方不明となってしまいました。私は、アパート内の荷物を処分して、次の賃借人にアパートを貸すことはできますか
  • まず、アパート内に入り賃借人の荷物を処分することはできません。
    なぜならば、個人個人が法律によることなく権利を強制的に実現することは、法秩序が混乱するため認められていません(自力救済の禁止)。
    また、後々になって、その賃借人から高価なものが紛失したなどと言いがかりをつけられ、紛争に巻き込まれる恐れがあるからです。
    そこで、あなたとしては、弁護士の協力を仰ぎ、裁判手続きを経てアパート内の荷物を処分し、部屋を別の人物に貸す方法が最もよいでしょう。
    具体的には、 (1)裁判手続きにおいて、賃貸借契約を解除し、アパートの明け渡しの判決を取得します。 (2)次にその判決に基づいて、執行官(裁判所に配属されて、裁判の執行を担当する国家公務員)がアパートに出向き明け渡しの手続きをする 、という流れになるでしょう。